沖縄本島から東に360km離れた絶海の孤島に建つ島民のための福祉施設。 外観は八丈島の流れを汲んだ古民家を模した大屋根をかけ、軒下は外周を花ブロックでリズムよく覆った。北大東らしい風景をつくると同時に、猛烈な風雨や日射しを遮りながら様々な活動を受け止める開放的な縁側空間となるよう意図している。内部は公と個のスケールを意識しながら木材を積極的に使い居住性に配慮した。村民が活動・交流の拠点となるような親しみある施設づくりを目指した。